【看護師の職業病】腰痛にお悩みの看護師さんが今すぐやるべき腰痛対策

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腰痛に悩まされている看護師は多く、看護師全体の半数以上が腰痛を抱えているというデータもあるほどです。看護師の業務の中には腰痛の原因となるものが数多く含まれているため、必然的な結果と言えるでしょう。

腰痛が起きてしまった場合、そのままの状態で放置しておきながら和らぐほど甘いものではありません。痛みが自覚された時点で、腰に蓄積されたダメージは相当のものであると推測され、対策をしなければ深刻化する恐れがあります。

ここでは看護師の職業病とも言われる腰痛について、腰の疲労を和らげるという面と、そもそもの疲労を抑えるという両面から、その対策方法をご紹介します。

腰の疲労を和らげる方法

ストレッチをする女性

看護師の業務は立ち仕事が多く、その上、中腰の姿勢をする機会が多いことが腰痛の原因となります。さらには、介助などで体重を体で支えなければならない場面もあり、その度に腰に大きな負担がかかってしまいます。

直接的な腰への負荷だけでなく、ハードな仕事でストレスを抱えてしまうことも腰痛の原因となります。夜勤がある勤務形態では、より腰痛へとつながりやすいので注意が必要です。ストレスや生活リズムの不安定、睡眠不足などによって自律神経の乱れが引き起こされ、その結果、身体のバランスが崩れて関節に負担がかかるのです。

このような環境の下、腰に蓄積された日々の疲労を和らげるには、毎日の入浴を利用することが効果的です。入浴には、身体が温まること、ストレスが解消されること、そして質の良い睡眠につながることなど、腰痛対策として頼もしい効果が揃っています。お湯の温度は40度に満たないくらいが理想的で、30分ほどの半身浴を行いながらゆっくりと温まると良いでしょう。

さらに、入浴後の血行が良くなった状態で、腰の筋肉をほぐすストレッチを行います。仰向けに寝た状態で、片足を胸に引き寄せて両手で抱える姿勢を20秒間続けます。左右それぞれに行ったら、最後に両足を一緒に20秒間抱えます。ごく簡単なストレッチですが、筋肉が伸ばされ、腰痛を予防することができます。

座った状態で腰をひねる動作もストレッチになります。ゆっくりと息を吐きながら心地よい痛みを感じる程度にひねることがコツです。このストレッチであれば入浴後に限らず、入浴中にバスタブの中で行ったり、仕事の合間に椅子に座って行ったりと、毎日の習慣として取り入れることができます。

腰への負担を最小限に抑える方法

介助

腰への負担を最小限に抑えるための方法についてご紹介します。

まずは、介助などの身体に負荷のかかる動作をする際に、ボディメカニクスを有効に活用することが大切です。たとえば介助する時に、足の幅を前後左右に広げて支持面を大きくする、相手の体に重心を近づけるなどというポイントを押さえることで、同じ動作をするにも身体への負担を軽減することが可能です。

また、腰痛対策のベルトや骨盤矯正のコルセットなどを着用することも効果的です。腰痛が発症してから着用するだけでなく、普段から着用することで予防効果も得られます。自分の体に合ったものを正しく装着することが大切です。

ナースウェアも腰痛に影響を及ぼす一因となります。同じ動作をする場合でも、動きにくいウェアと動きやすいウェアでは身体にかかる負担が違うためです。一度の動作ではウェアによる差がそれほど感じられないものですが、毎日、長時間にわたって勤務する中で積み上げられる負担の差を軽視すべきではありません。一般的には、ワンピースにサンダルよりもパンツスタイルでスニーカーの方が動作しやすく機能的です。

おわりに

看護師の業務では腰を酷使する場面が多く、腰痛は看護師の職業病と言ってもよいほど、多くの看護師が腰痛に悩まされています。腰痛を深刻化させないためにも、腰に蓄積された疲労を和らげるための対策と、腰にかかる負担を軽減するための対策の両方に取り組むことが大切です。