【ケアマネージャーになるには】ケアマネ試験の受験資格とは?看護師からケアマネになる方法

ケアマネージャー

ケアマネージャーとは「介護支援専門員」のことで、介護制度のプロフェッショナルです。看護師や介護福祉士としての実務経験を活かし、さらに総合的な介護の仕事に取り組むことができます。

看護師からケアマネージャーへのステップアップを目指す方も多く、人気の資格となっています。資格取得までの道のりをご紹介していきましょう。

ケアマネージャーってどんな仕事?

ケアプラン

ケアマネージャーは、豊富な経験と知識を活かし、要介護高齢者の暮らしを支える仕事です。介護制度やサービス内容を理解し、介護が必要な方一人ひとりに合った暮らしをコーディネートしていきます。

利用者やその家族との面談、ケア全体のプランニング、介護サービス施設の介護福祉士、ホームヘルパーなど現場との連携などを通し、介護を受ける方が快適に毎日を過ごせるよう、全体を調整していく役割です。そのため、介護制度に関する知識はもちろん、実務経験も求められます。看護師にとっては、実務経験をそのまま活かせる点からも関心が高い人が多いようです。

ケアマネージャーになるための受験資格

ケアマネージャーになるためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格しなくてはなりません。試験は年1回で、例年10月の日曜日に実施されています。

国家資格ではなく公的資格のため、試験は都道府県ごとに管轄され、自分の居住する都道府県で受験することができます。願書の配布や受付は、都道府県ごとにばらつきがあるものの、例年6月から7月頃に行われることが多いようです。早めに居住する都道府県に問合せ、日程について調べておきましょう。

誰でも受験できるわけではなく、実務経験が必要です。受験資格は大きく2つに分けられます。

1つめは、国家資格を持っている場合です。介護福祉士、社会福祉士、看護師、理学療法士、栄養士などをはじめとした、保険医療系・福祉系の国家資格を持っている場合は、5年以上、900日の実務経験があれば、受験することができます。

2つめは、国家資格を持っていない場合です。上記の保険医療系・福祉系の国家資格を持っていなくても、老人福祉施設や在宅介護サービス業などで、5年から10年の実務経験があれば、受験することができます。ただし、自宅での家族の介護は実務経験として認められません。

現在看護師として働いている場合は、1つめに該当するため、まずは5年以上、900日の実務経験をしっかりと積むことが必要です。実務経験の年数をクリアしている場合や、もうすぐ5年以上に達するという場合は、計画的に受験に向けた準備を始めておくことが大切です。願書の受付や、試験内容について調べておきましょう。

受験の難易度と受験後の研修

ケアマネージャー試験の受験者数は、ここ数年ほぼ14万人前後で推移しています。合格率は、以前は20%以上ありましたが、ここ数年は15%ほどに下がっています。介護制度が整い、ケアマネージャー人口が増えてきたことで、だんだん難易度が上がっている傾向にあるようです。

それでも、試験自体の難易度は国会試験、公的試験の中では標準的なレベルと言われています。看護師の仕事を続けながら勉強し、受験に臨む方も多いようです。

看護師は、勤務時間夜勤などで不規則になることも多いため、試験勉強時間の確保も大切です。試験が年1回ということも踏まえ、早めに過去問などを調べ、計画的に勉強して合格を目指しましょう。

そして、受験合格後には「介護支援専門員実務研修」を受講する必要があります。32時間以上のこの研修を修了すれば、晴れてケアマネージャーの資格が得られます。

人間力や事務能力も求められる

ケアマネージャー

ケアマネージャーになるためには、豊富な知識と実務経験が必要ですが、実際にその仕事に就けば、それ以外にも様々な能力が求められます。中でも特に、介護を受ける方やその家族へのこまやかな心遣いや、介護に関わるすべての人が円滑に動けるよう働きかけるコミュニケーション能力が重視されます。

そうした「人間力」とも言える部分を磨いておくことも大切です。現在看護師として働いている場合は、そうした気遣いやコミュニケーション能力を求められる場面も多いため、普段の仕事から積極的に意識しておくことも必要でしょう。

また、介護制度や給付に関する書類作成や管理といった細かな仕事も行わなくてはなりません。そうした事務能力も身に付けておきましょう。

おわりに

ケアマネージャーは、介護の必要な高齢者の方やその家族に、安心して暮らせる毎日を提供する仕事です。また、看護師としての経験や知識を活かせるという意味でも、非常に魅力的な仕事です。人に貢献できるやりがいや喜びを目標に、資格取得を目指しましょう。