うっかり看護師さん必読!インシデントレポートの書き方と書く目的って?

インシデントレポート

看護師の仕事の一つとして、「インシデントレポート」の作成があります。

インシデントレポートというのは、直接患者さんに影響を及ぼすことこそなかったものの、発生してしまった小さなミスやいわゆるヒヤリハットをまとめたレポートのことをいいます。一見すると必要性が分かりにくいこのインシデントレポートですが、医療の現場では重要な意味を持っています。

ここでは、このインシデントレポートについて、どうして書かなければならないのかという目的と、その書き方について紹介します。

インシデントレポートが必要な理由は?

インシデントレポートの必要性

「実際に患者さんに対して影響が及んでいないのであれば報告の必要はないのではないか?」と思われがちですが、そんなことはありません。インシデントレポートの作成は医療の安全のために非常に重要なものです。

小さなミス、ヒヤリハットというのは、その時はインシデント(事故には至らないハプニング)ですが、場合によってはアクシデント(医療事故)に繋がってしまうものです。普段から発生しているインシデントをしっかり把握しているのと、まったく把握していないのとでは今後の注意のレベルがまったく違ったものとなります。インシデントがあろうとも気にせずに同じことをし続ければ、当然アクシデントに発展してしまう可能性が大きくなります。

また、これは自分が起こしたインシデントに限ったことではありません。幸運にも今までは自分で起こすことがなかったものの、他の人が起こしているインシデントを知っているのか知らないのかではリスクが変わってきます。他の人のインシデントレポートもしっかりと把握することで、自分の知らないインシデントが、発展してしまった時に起こるアクシデントから身を守ることができるのです。

インシデントレポートの正しい書き方

インシデントレポートの書き方

では、実際にインシデントレポートを書く際に気をつけたいポイントを紹介します。

まず始めに、インシデントレポートにおいては、自分の反省点などを述べるのではなく、なぜインシデントが起こってしまったのか、という原因を特にしっかり書く必要があります。今後の発生を防止することが第一目標であるため、ここを間違えてはいけません。

そのため、インシデントレポートにおいては安全対策に繋がるような書き方を重視していきましょう。そのインシデントがどのようにして起こったのか、周辺の状況はどうだったのか、その際の対応はどうだったのか、ということをしっかりするということです。

形式にこだわる人も少なくありませんが、インシデントレポートにおいては体裁よりも内容の方が重要になります。

インシデントレポートの重要なポイント

では、より具体的にインシデントレポートを記載する際のポイントについて紹介します。まずは、インシデントが発生した日時について記載します。年月日だけではなく、曜日や時間、可能ならば分まで細かく記載するようにしましょう。時間が発生原因になっている可能性もあるためです。

次に、発生場所についても詳しい記載を行います。例えば廊下で発生した場合でも「○F廊下」という記載ではなく「○F、○○病棟、○号室前廊下」など、細かく特定できる状況を記載します。

さらに、インシデントが発生した状況と原因について記載を行います。ここが最も重要なポイントです。

最後に、そのインシデントによって発生した問題と、その問題点に対して行った対処を記載します。

おわりに

インシデントレポートの記入は看護師にとって重要な仕事であり、同時に憂鬱な仕事でもあります。よくミスをするという人は正しい書き方を身につけて、今後同じようなことをしてしまわないように、自分と周囲に戒められるレポートの作成を心がけましょう。

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