看護師なのに注射が苦手…しっかり覚えておきたい採血のコツ7つ

看護師なのに注射が苦手…しっかり覚えておきたい採血のコツ7つ

医療機関などでは検査のために患者さんの採血をすることも多いでしょう。採血は看護師にとって、基本中の基本ともいえる業務です。しかし中にはなかなか採血が上手くできないという看護師さんもいるでしょう。

そんな人のために、ここでは看護師が覚えておくべき採決のコツを7つ、まとめてみました。

下準備はしっかりとしておく

注射器

まず採血で大切なのは、下準備をしっかりとしておくことです。採血は基本的に1人で行うため、自分1人でも採血がしやすいように手が届くところに用具一式を全て準備しておくようにしましょう。

また採血管を室温に戻しておくのも大切です。採血管が室温になっていないと採血のときに採血管内の圧力が変わって、採血管の内容物が体内に逆流する危険性があります。さらに採血管の消毒や手洗いなど、感染症の対策も行っておきましょう。患者さんの名前を確認するのも忘れずに。

採血する血管は触れられるもの

採血するときの大きなポイントになるのが、どの血管から採血するのかです。採血する血管選びによって、採血が上手くいくかの8割が決まります。多くの場合はひじ関節の付近から採血しますが、このときに盛り上がって弾力性があり、触れられるものを選ぶのがベストです。

もしわかりにくい場合には駆血したり、蒸しタオルで血管を温めたりして、血管がよく見えるようにしましょう。駆血帯を結んだ後に、手を1度握ってから開いてもらうと、血管が浮き出てわかりやすくなります。

きちんとした駆血を行う

駆血

駆血をきちんとできることも、上手な採血のポイントです。駆血帯は採血をする場所の5センチから10センチほど上の部分に結びます。

まず駆血帯をクロスさせ、上になっている部分に人差し指、下になっている部分に親指をかけます。しっかりと腕を締めたら、人差し指が掛かっている方のチューブを、親指のチューブが掛かっている方の下に輪を作るように潜らせます。次に輪になった部分を引っ張って固定し、外れないようにします。

現在はピッチの付いた簡単なものや、ワンタッチで止められるものなども出てきています。

皮膚を引いて血管が逃げないようにする

駆血をして採血する血管を決めたら、採血管を血管に刺します。刺す前には皮膚を斜め下に引いて、血管が逃げないようにしましょう。特に年配の人の場合、血管にハリがなくなっているため、採血管を刺されるとそれに押されて血管が逃げてしまうことがあります。

皮膚を引いてテンションをかけたら、このときは迷わずに一気に刺しましょう。全神経を指先に集中していれば、血管に刺さったときに血管の壁を突き破った感触が感じられることもあります。

採血のときはしっかり固定

採血

採血に成功すると採血管に血が上がってきます。あとは必要な量が採血できるまで、押子だけを引きます。

このときにポイントになるのが、採血管が動かないようにしっかりと固定しておくことです。そのためには注射を支えるどこか1点を固定できる場所に付け、支点にしておきましょう。こうすることでブレがなくなり、上手に採血が行えるようになります。

駆血帯は採血管を抜く前に外す

必要な量が取れたら採血管を抜きますが、このときに注意したいのは採血管を抜く前に駆血帯を外すことです。駆血帯を外す前に採血管を抜くと、採血管を刺した場所から血が飛び出てくることがあります。

また駆血帯はあまり長く締めておくと血液性状が変化する可能性があるため、駆血帯を締めてから外すまでは2分以内で行うようにしましょう。

一発でやろうと思わない

採血が苦手な人や採血に慣れていない人は、採血を一発でやろうとするのですが、気持ちが焦っていては正確な採血はできません。採血は副作用が少ないため、一発で成功させようと焦らずに、気持ちに余裕を持って行うことが大切です。

おわりに

採血が苦手だと焦ってしまうものですが、上記のポイントを押さえて落ち着いてやれば成功率は向上するはずです。ある程度の経験も必要であるため、焦らず確実に行うようにしましょう。

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