看護師なんてもう辞めたい…離職に踏み切る前にできること

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看護師が今、多くの場所で不足していることをご存知でしょうか。その理由は高齢化によって医療の需要が増えていることが一つ挙げられますが、実はもう一つ深刻な問題があります。それが、看護師の離職率の高さです。日本看護協会の調査によると、2010年における全国の病院での常勤看護師離職率は11%以上、新卒看護師の離職率は9パーセント弱という結果となっています。ただ、いきなり離職してしまうのは早計です。その前に考えてみるべきことを紹介します。

看護師を辞めたくなる理由「9K」

退職届

キツイ、汚い、危険、という3つのKを3Kと呼び、良く嫌な職場の代表として言われます。看護士については3Kどころではなく、9Kだという話があります。半ば冗談のような内容ではありますが、こういったことが積み重なって看護士を辞める人が多い、ということを知ることができるでしょう。

キツイ、汚い、危険までは通常の3Kと同じで、この後に規則が厳しい、休暇がない、給料が安い、婚期が遅くなる、化粧が乗らなくなる、薬に頼りきりになる、と続きます。後ろ二つほどは特に冗談じみているものの、その他のことは深刻な問題です。

自分が辞めたい理由を解決する方法はないのか、模索してみる必要があるでしょう。仕事と人生とのバランスを考えなおすことも必要です。

自分自身と環境を変えていく

看護師を辞めたいと思ってしまう理由の多くが、環境や自分の中にある問題に端を発しています。そのため、この辺りのことをもう一度考えなおし、変えることができないかどうか試してみるのが一つの方法です。

他人というのは自分の鏡である、という言葉があります。もし人間関係などで悩んでいるのであれば、相手も自分に対して嫌な思いを持っているのかもしれません。自分自身の行動や言動が、相手の癪に触ってはいないでしょうか。自分自身のことを見つめなおすことができれば、周囲の人間からの扱いや見方も変わってくる可能性があります。

さらに、悩んでいること、理不尽だと思うことについては一人で抱え込まないことが重要です。看護師の仕事は命と向き合うハードなものです。守秘義務があるため話せないことはありますが、問題のない範囲で誰かに吐き出すようにしましょう。自分一人では思いも寄らなかったようなアドバイスを受けられる可能性もあります。

最後に、プライベート面を充実させるのも一つの方法です。仕事のストレスが原因で離職を考えているなら、それを発散できる別の手段を獲得することで解消できる可能性があるためです。

転職を視野にいれる

新天地にて

環境や自分を変えようとしても解決できなかった場合には、転職を視野にいれることも重要です。何も最初に就職した場所で看護師を辞めるまで仕事をし続ける必要はありません。特に看護師の仕事というのは他の職業に比べると職場を移りやすい傾向があります、そのことを利用しない手はありません。

転職をする際に重要なのは、まず自分がなぜ今の病院を辞めたいと思っているのかを明らかにすることが重要です。人間関係や労働環境、待遇などが代表的です。そのことを前提として、新しい職場でそれを満たせるかどうか、十分検討しましょう。人間関係については外部からではわかりにくいため難しいですが、その他の条件は転職前にもある程度把握することが可能です。

転職エージェント等を利用することでより詳しい情報を得ることもできます。

おわりに

看護士の仕事はことさらハードであり、多くの人が離職していく現場です。人材不足がハードワークのスパイラルを生んでいます。ずっと悪い環境のなかで働き続けるのではなく、改善するための方法がないのか、個別の問題から考えてみると良いでしょう。