特別養護老人ホームと有料老人ホームの違いって?各介護施設での看護師の役割と仕事内容

介護施設での看護師

看護師の仕事は残業や夜勤が多く、プライベートも重要に考えている子育て中などの人にとっては大変な職場であることが多いです。また人間関係が難しいケースもあり、転職を考えている人も多いのではないでしょうか。

医療行為が主な仕事にはならない介護施設での看護師の仕事の中には、夜勤などがない仕事もあります。夜間は病院と提携をとって、看護師にとっては日勤だけの施設もあります。

ここでは介護施設、特に「特別養護老人ホーム」と「有料老人ホーム」における看護師の仕事内容についてご紹介しましょう。

「特別養護老人ホーム」と「有料老人ホーム」の違いは?

「特別養護老人ホーム」と「有料老人ホーム」の違い

「特別養護老人ホーム」とは、一般的に「特養」と呼ばれているもので、公的機関や法人が運営している施設です。そのため利用する料金が比較的安く、待機している高齢者も多いです。

入所する条件の中に「要介護であること」が挙げられますが、待機している人が多いため、介護段階が高い人のほうが入りやすくなっています。そのため、要介護4から5という重度の介護が必要な人がほとんどです。

一方、「有料老人ホーム」は民間の老人ホームで、条件については特に決められていません。高齢になってからの一人暮らしなどで不安がある人が、老後の生活を安心して送りたいという要望で入ることもできます。設備が整っている施設が多く費用も高いため、スタッフは一人ひとりに合わせたレベルの高い医療や介護が求められます。

「有料老人ホーム」の看護師の仕事内容は?

有料老人ホームの看護師

それではまず、有料老人ホームにおける看護師の仕事内容を見ていきましょう。

看護師に求められる仕事は、主にお年寄りの健康管理です。毎日体調をチェックして、「異常がないかを検査すること」「病気などの早期発見をすること」「病気の予防をすること」等が求められます。また、お年寄りの中には薬の必要な人も多く、薬を管理することも仕事に含まれます。

それに加えて、お年寄りの話し相手になることも仕事の1つといえます。お年寄りの方々が質の高い生活を送れるように気を配ることが重要といえます。

基本的には医者が常駐していない施設のため、医学の知識を持っている者として介護スタッフに頼られることも多いです。体調を崩しやすいお年寄りの健康管理を任されているので責任は重大で、看護師としての知識や経験は必要不可欠といえます。

ただ、日常的に病気が重い患者がいるわけではないので、仕事の大変さとしては病院で働くよりも比較的楽だと言われています。一方、医療に関するスキルを磨くのは難しいといえるので、看護師としてのスキルアップを目指している人にとっては物足りない環境かもしれません。

「特別養護老人ホーム」の看護師の仕事内容は?

特別養護老人ホームの看護師

「特別養護老人ホーム」の場合、要介護認定をされているお年寄りのうち、特に介護の段階が重い人が入所しているため、健康管理に加えてリハビリを補助したり、入浴や排泄の時に介助したりすることも仕事内容に含まれます。

「特別養護老人ホーム」も基本的には医者が常駐しているわけではないので、状況に合わせて看護師が判断しなくてはいけない場面が出てくるかもしれません。しかしながら、こちらも基本的には医療としての治療が必要でないお年寄りがいる場なので、夜勤や残業などが少ない、またはない施設もあり、子育てなどでブランクのある「お母さん看護師」の人でも転職しやすい環境にあると言えます。

おわりに

看護師の仕事は、夜勤や残業が当たり前できつい仕事というイメージがありますが、介護施設は看護師としてもゆったり働ける環境の職場です。

お年寄りが増え続けている高齢化社会のため、需要がとても多く安定しています。看護師の転職で悩まれたら一度検討されてみるのも良いかと思います。