看護師の派遣が違法って本当?知っておくべき派遣看護師の働き方

看護師の派遣が違法って本当?知っておくべき派遣看護師の働き方

はじめに

看護師には正社員やパート、アルバイトなどさまざまな雇用形態があります。
その中でも新しい働き方として定着しつつある「派遣」看護師が、実は間違えた働き方をすると違法になってしまうというのを、ご存知ですか?

ここでは、派遣看護師なら知っておくべき派遣としての働き方について触れていきたいと思います。

派遣看護師について

派遣看護師について

基本的に医療に関連する業務の派遣は法律上禁じられています。
ここで言う医療関連業務とは、医師や看護師や准看護師、薬剤師、歯科医、保健師、栄養士、助産師が挙げられます。

しかし、それには例外があり、以下の条件を満たす場合は派遣雇用が可能となります。

  • 紹介予定派遣(6か月以内に直接雇用で就職する前提)
  • 病院・診療所以外の施設(社会福祉施設等)で行われる業務
  • 産前産後休業・育児休業・介護休業中の労働者の代替業務
  • 就業の場所がへき地・離島の病院等及び地域医療の確保のため都道府県(医療対策協議会)が必要と認めた病院等における医師の業務

このような、法律で定められている範囲内で看護師派遣が行われています。

病院や診療所で派遣看護師として働く場合、「紹介予定派遣」といった働き方になります。
これは一定期間を派遣看護師として働いたのちに、派遣先に直接雇用されることを前提に就業するというシステムです。

契約期間中、または満了時に派遣先と派遣看護師との間で意見が合致すれば直接雇用で働くことができます。
双方が派遣期間中に見極めて検討する猶予があるため、就業先とのミスマッチを防げます。

平成16年に規制が緩和されたことにより、ますますシェアが拡大されてきている働き方です。

派遣看護師のメリット・デメリット

派遣看護師のメリット・デメリット

一見、短期間での就業を希望している人にとっては働きやすいと思える派遣ですが、派遣会社によっては人員不足といった悪条件の職場に派遣されてしまい、受け持ち患者数が多く過酷な労働を強いられてしまうといった可能性もあります。

人が不足しているということは、勤務条件や人間関係が悪いなどの理由で人員が定着していないということもありえます。
契約期間が短いとはいえ、派遣会社を選ぶときは慎重に検討しましょう。

とはいえ、勤務先の環境が悪かったとしても、契約期間が決まっていれば長期的に働くことのない分、割り切ることもできます。

また、派遣会社を通すことで多数の勤務先から自分の条件に合ったところを選ぶことができ、一から求人先を探す手間がないのも派遣の利点ですね。

その他に、派遣看護師として働くと委員会や研究を避けることができるのも大きな魅力でしょう。

看護師のアルバイト・パートの時給が平均1,200~2,200円程度なのに対し、派遣看護師の平均時給は1,500~2,500円程度と、アルバイトやパートとして働くよりも時給が高い場合が多いようです。

正社員に比べて時間の自由が利いたり残業もなかったりと、プライベートを重視する方やお子さんがいるママさん看護師の方は派遣としての方が働きやすいかもしれません。

また、業務内容にもよりますが派遣看護師の契約期間は単発1日のみという仕事や、週に1~3回の勤務といった期間の勤務先もあります。

ブランク明けですぐに復帰は難しいという看護師の方にも、まずは現場に慣れるために派遣を利用するというのもオススメです。

おわりに

派遣看護師として働くということは、さまざまなリスクもある分メリットも多いようです。

最近では、派遣として雇用することに関する法律が定められているにもかかわらず、違法に近い派遣を行っている派遣会社もあります。
それを人員不足の影響か、行政が見逃しているケースもあるようです。

派遣看護師として働くことを考えている方は、信頼できる派遣会社を慎重に選んだうえで選択することを心がけましょう。